2017 / 10
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今回は私の大好きなマンガを紹介します。

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Truthで書いたおススメ小説「木島日記」の姉妹編、大塚英志+森美夏「八雲百怪(やくもひゃっかい)」です。

どんなマンガかというと・・・
「妖怪の世界への扉を開く事ができる不思議な人形「キクリ」を使い、”あってはならぬもの”=妖怪を消し去ろうとする明治政府。お雇い外国人、ラフカディオ・ハーンこと小泉八雲は、次々と消されゆく妖怪たちを守る事ができるのか?」(単行本帯より)

「北神伝綺」「木島日記」に続く民俗学ロマンシリーズ3作目です!
「北神」では柳田国男、「木島」では折口信夫が狂言回し役として登場していましたが、今回は小泉八雲がその役を担います。
・・・実際八雲は妖怪たちを守っているというより、振り回されているような感じですが。
結構マニアックですが、妖怪や民俗学が好きな人は楽しく読めるのではないかと思います。

作画担当の森美夏(もりよしなつ)さんの絵も一見の価値があります。
最近は似たような絵のマンガが多いですよね~・・・
これだけ似たような絵柄が氾濫していると、「誰が描いても同じなんじゃない?」って思うことも多いです。
ですが、このシリーズは森美夏さんの絵あってこそ!
この人の作画じゃなければ魅力半減どころじゃありません。
コマ割りから構図、キャラデザ、表情のつけ方にトーンの使い方、アクションシーンや線の一本にいたるまで個性的&魅力的です。
単行本化を3年半待ち続けた甲斐があった・・・!

clip_image002_20090216175904.jpg  clip_image002_20090216183540.jpg clip_image002_20090216190046.jpg


単行本1巻、絶賛発売中です!
ちなみに2巻は来月、3月5日発売です!
来月まで死ねねぇ!


局長2008 山村



【濃い世界の住人・局長2008】
1.明治政府は細かく妖怪退治や邪教退治をしたようですね(笑)。「黒祠の島(こくし)/小野不由美」でも、政府に迫害された神道がテーマになっていました。退治するのも忙しい。

2.木島日記の2冊を以前、屯所に寄贈しておきました。春になると山村君の書評に惹きつけられて、濃い新入生が借りにくることでしょう。

3.書評で君は「マンガ」の方が面白いという趣旨でした。今度、君の引用画を見て、センセもそう思いました。八雲百怪、こういうマンガは自然に君に惹きつけられていくのでしょう。要するにAYANOSUKE世界そのもの、闇の濃さが同質なんでしょうねぇ~

4.小泉八雲は、大昔にTVで彼の生涯を描いたドラマがありました。ジョージ・チャキリスという古典的二枚目が来日してハーンを演じていました。ハーンは一般に島根県の松江が有名ですが、意外にも富山の医科薬科系大学の図書館にも関係書籍がありました。実在の小泉八雲も複雑な人だったようです。

5.「トーンの使い方」という表現がありますが、一切いわゆる「スクリーントーン」無しの、純粋細黒線だけで描いている友人もいます。
 君のこういうマンガ評価は、以前に夏目房之介の解説を読んで、「そうか、マンガはそういう風に味わえるのか」と感心しました。
http://asajihara.air-nifty.com/mu/2005/10/post_4216.html

6.「正直複雑」という表現で「正直」を前置するのはここ数年の若者言葉なんでしょうか。正直言って、正直な複雑さというものがあるのだろうかと、誤認しました。別に正直なんて半身を引いた云い方しないで、「新装版だなんて商売はあざとい、厭だ!」でも良いわけですね? 正直分からぬ。

7.というわけであらためて、山村局長2008の世界観がどれほど濃い物かと確信できて、嬉しいです。大阪流にいうと、「こてこて、でんなぁ~」となります。残された日々、屯所の後輩たちを、今一つ、濃く染めてやってくださいv-40
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